サイトウヨシユキ
運動研究者
スポーツ・運動コーチ
1976年生まれ
筑波大学 体育専門学群 卒業
同大学大学院 体育方法学(体育心理学 / 運動学習)修士課程 修了
運動好きの両親の影響で、小さい頃から身体を動かすことに熱中する。少年期はスキー、ソフトボール、卓球、サッカー、ピアノなど。中学ではバレーボールと陸上。高校・大学でサッカー。サッカーコーチ(幼小中)といくつかの職を経て、スポーツの上達を追求・サポートするため独立。謎多きカラダの特性を知り、身体、心理、環境など様々な角度からパフォーマンスの向上をサポートする。福島県いわき市在住。
CONTACT:yopiyuki@hotmail.com
こんにちは、サイトウヨシユキです。森のスポーツ研究所を見つけてくださり、ありがとうございます。
スポーツを始めた頃、上達の道というは何となく"なだらかな山道"をイメージしていたんです。だから一歩一歩進んで行けば上まで登って行ける。一生懸命に練習すれば右肩上がりに上がって行く。そう思っていました。でもみなさんご存知のように、どうやらそうではない。上達の道には、たいていそびえ立つ大きな崖が現れます。
その崖はどうやっても登れそうにない。でも崖の上には歩いている人がいる。どうやって登ったんだろうか。トップアスリートが人間離れして見えるのは、崖の下にいる人には、登り方がわからないからなんです。どうやったらあんな風に出来るのか、見当もつかない。
でもそんな時は、とりあえず何か使えそうなモノがないか辺りを探してみます。梯子の材料になりそうなものや、長いロープが落ちてないか探してみる。すると、大きな布切れが見つかったりします。それをマントのようにヒラリとまとってみると、あらま、崖をヒョイッと超えてしまう。スポーツの上達には、そんな空飛ぶマントのような『スポーツの奥義』があるようなのです。
また、"奥義"なんて言ってますけど、そんな小難しくはありません。端的に言えば『カラダに潜んでいる才能を表に出してあげる』こと。僕たちはついつい才能たちを、カラダの中に閉じ込めてしまいがちです。だからそれを表に出してあげる。鍵は『気持ちいい』です。カラダに潜んでいる才能たちが「ウホホーイ」と喜びの声をあげて踊り出す時、僕たちの身体は驚くほどの素晴らしいパフォーマンスをしてくれます。
この森のスポーツ研究所は、そんな『スポーツの奥義』を探る短いストーリー集です。筆に任せてつらつらと書き綴っているので、種々雑多な内容となっています。バーゲンセールで掘り出し物を探し当てるかのように、かき分けかき分け進んでいくと、もしかしたら1つくらい良い出会いがあるかもしれません。あればいいけど(笑)。
みなさんのカラダに潜んでいる才能たちが「ウホホーイ」と喜びの声をあげて踊り出す、そんな出会いがあれば幸いです。